肘関節痛
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肘関節とは、上腕骨、橈骨、尺骨という3つの骨で構成されている関節部の事です。肘関節痛は野球、テニス、ゴルフなどと様々なスポーツで痛めることが多い症状の1つですが家事や仕事をしていて痛めることもあります。
症状が酷い場合は、靱帯や関節の損傷により動かすたびに激痛やシビレが発生することもあります。
肘関節は曲げたり伸ばしたりと色々な動きに対応しないといけないため、負担がかかりやすい場所であり常にストレッチなどのケアをしておかなければ筋緊張が強くなったり炎症が酷くなってしまいます。
一般的な肘の治療法は痛めた筋肉を手技、電気で緩めてテーピングやサポーターでケアしていくことが多いです。
ただスポーツをしていて痛めるのと日常生活の中で痛めるのとでは損傷している筋肉も今後の指導も変わってきますのでどうやって痛めたのかどのような動きで痛みが増すのかを確認することが重要になります。
同じ痛みを繰り返さないようにするためには1つ1つ原因を探して治療することが必要だと考えています。
野球肘は投球による肘部への痛みの事です。成長期の過剰な投球数や投球動作などにより発生する野球肘の事を別名「リトルリーガー肘」とも言います。
野球肘は「内側型」「外側型」「後方型」と別れており、それぞれで損傷している部位が異なるので治療内容も少し変わってきます。その中で野球肘のケアとして投球制限が挙げられますがボールを投げる回数を減らしても痛める人は痛めます。
投球フォームが悪ければどんなに制限しても肘への負担は積み重なってしまいます。投球制限をして肘の炎症や靱帯の損傷を治しても投球フォームが前回より改善されてなければ投げるたびに肘に負担がかかってしまいます。
野球肘の治療で大事なのは肘に負担がかかりにくい投球フォームを身に付けることと、なぜ肘が痛くなったのかを体のバランスからしっかり調べて治療しその中で肘自体の痛みも軽減させることです。
投球フォーム改善で大切なのは股関節と肩関節の柔軟性です。特に股関節の柔軟性は大きなポイントになります。投球動作を上半身だけでする場面は少なくしっかり下半身との連動によってボールを投げるため股関節の動きが硬いと下半身からのパワーが上半身に伝わりません。ですのでボールを投げる際に肩や肘に力が入り負担がかかってしまうのです。
肩の柔軟性では特に肩甲骨の動かし方が重要なポイントになります。肩や肘に負担がかかりにくい腕の使い方とはボールを投げる際にしっかり体の軸の近くを肘が通過することです。
そのためには、肩甲骨の柔軟性が必要であり動きが硬ければその分だけ肘が体の軸の近くを通過しにくくなり結果体から離れた所でボールをリリースしてしまうため負担がかかってしまうのです。体全体の柔軟性がないと腕だけで投げてしまうので肘周辺だけでなく手首なども緩める必要があります。
股関節の柔軟性はあるが肩甲骨の動きが悪かったり、股関節の柔軟性が無くて肩甲骨の動きが良かったりします。または両方とも動きは良いが肘を痛めているパターンなど様々な状況がありえますが当院ではそれぞれの状況においてもしっかりと治療していきます。
このように野球肘とはただ肘だけ治療すればいいのではなく、しっかりとした体の捻れの柔軟性、投球フォームと様々な角度から原因を探さなければいけません。
炎症を抑えるために投球禁止や制限をするとボールを投げられない不安や試合に出られない焦りから気持ちが落ち込むことがあるので心のケアも必要となります。
野球肘は症状がなくなってもまた再発するリスクが高い損傷なので同じ痛みを繰り返さないためにも、少しでも痛みや違和感があれば早期の治療を受けることが重要です。
当院では、肘の治療から体のバランスそして肘に負担がかかりにくい投球フォームをしっかり原因を考えながら治療していきますので是非、一度当院の治療を受けてみて下さい。
家事や仕事中に肘を痛めた場合基本的には肘ではなく肩に原因があると考えます。肩が前方に巻き込むようなタイプ、猫背のような姿勢だと肘関節を構成している橈骨という肘の外側にある骨が捻れてしまい痛みが出てしまうのです。
肩関節痛同様に肩の位置を後方に戻す治療を行いその後で肘周辺の筋肉を緩めていき肘自体の捻れも戻すようにして行きます。痛みが酷い場合や捻れが強い時は手関節の方も痛めている事もあるので肘だけでなく腕全体をしっかり見て治療しなければすぐ再発してしまいます。
どのような症状にも同じことが言えますが肘が痛くなったのには他の関節にも原因があるはずです。それを探して見つけない限りは何度も同じ症状に苦しむことになってしまいます。
当院では、肘の痛みであっても首、肩、手首などの周りの関節もしっかり治療し、足首、股関節、腰といった体の土台のバランスも整えるようにして行きます。
長い間肘の痛みに悩んでいた方は是非、一度当院の治療を受けてみて下さい。心よりお待ちしております。
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